【トモのプロフィール】
〜迷走の高校時代〜
中学校で頑張った結果、
僕はそこそこの進学校に入学することが出来ました。
苦労してようやく入学することの出来たこの学校
そこで僕がしたことは
。
。
。
勉強です。
僕はこの学校で、またしても勉強をすることになりました。
当たり前ですが、ここは進学校。
高校側は進んで欲しいのです。大学へ。
それも一流大学に。
入学当初のオリエンテーションで
「入学直後の今が差をつけるために一番大事な時期」と言われ
1年生の夏に
「夏は差をつけるために一番大事な時期」と言われ
2年生になり、
「2年生からは本格的に受験を意識してください。今が一番ry..」と言われ
3年の受験直前までずーっと勉強をしなさいといわれていました。
また、勉強です。
高校は科目も増え、内容も格段に難しくなります。
僕は理系だったので、受験科目は10科目ほどもあります。
いくら勉強しても全然時間が足りません。
それでも懸命に食らいつきました。
しかし徐々に疲弊し、そのうち
「なぜ、こんなにも勉強しなくてはいけないのか」
「俺は何をしたいのか」
「良い大学に行く意味は何なのか」
自問自答を繰り返すようになります。
そしてついに2年の冬、
僕は学校のある駅で降りることが出来ず、
そのまま電車に揺られて隣の県までいきました。
もうどうしても勉強したくなかったのです。
そして適当な駅で降り、ふらふらと散歩しました。
そしてたどり着いたのは海。
石が敷き詰められた海岸で、僕は一人腰をおろしぼーっとしていました。
朝から夕方まで。
ずーっと。です。
「なぜ、勉強しないといけないんだ」
「何の為に生きているんだ」
「このまんまじゃ落ちてしまう」
「落ちたくない。でもやる気が出ない。」
とてもとても辛かったです。
その日はいくら考えても答えは出ませんでした。
その後も
「学問のすすめ」を買ったり、親や友達に相談したりしましたが、
自分の中ではいつまでたっても、腹に落ちませんでした。
でも、大学に行く以外に道はないと信じ込んでいたので、
嫌々ながらも勉強を続けていました。
しかし、そんな状態で成果が出るわけがありません。
成績は思うように伸びませんでした。
そして受験当日。
。
。
。
僕は、失敗しました。
もてる力は全部使ったはずです。
それでも苦手の数学や、センター試験の点数が足を引っ張り、不合格になってしまいます。
今でも覚えています。
高校の卒業式の日、みんなが別れを惜しむ中、
僕は一人、トイレで受験結果を確認しました。
「不合格」と言う文字を見たとき、僕はショックを受けませんでした。
むしろ、「まあ、、そうだろうな。。」と思ったのを覚えています。
その時、結局僕が本当に合格したかった訳ではないと悟りました。
ただ肩書きが欲しかっただけなのです。
人に自慢するだけの肩書きが。
もう一度、受験をやれと言われても絶対に嫌です。
それほど僕にとって受験は辛いものとなりました。
しかし、同時に
・自分が本当はどう生きていきたいのか
・何のために勉強し
・何のために良い会社に入るのか
受験を通して、
僕の生き方に対する根底が揺らぎ始めました。
幸い僕は滑り止めに合格していたので、
浪人はしませんでした。
そして僕は大学へ進み、自らさらなる苦痛を味わうことになります。
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