カメラ・レンズなどの状態の良し悪しの判断

こんにちは、トモです。

「カメラ・レンズなどの状態の良し悪しの判断、および検品、動作チェックの方法、簡単な修理の方法について是非知りたいです。」

というご要望をいただきましたので、お答えできればと思います。

(記事下部のアンケートより)

 

今回は

「カメラ・レンズなどの状態の良し悪しの判断」

について僕なりに解説したいと思います。

 

まずはご質問の意図とは逸れるかと思いますが

最初に大事なことをお伝えします。

 

それは

状態に良い悪いはない

ということです。

 

例えば、レンズの内部にカビやクモリが発生することがあります。

悪い状態と言えるかもしれません。

 

しかし、カビがあることで白っぽい幻想的な撮影ができることから、好んでこれらを選ばれるお客さんもいます。

 

つまり僕ら販売者の思う、”良い”、”悪い”という感覚は必ずしもお客さんの感覚イコールではないのです。

 

もし僕らの目線で「状態が悪いから仕入れない!!」ということになってしまうと

本当はお客さんにとって欲しい!!と思う品を取りこぼしてしまうかもしれません。

 

なので、良い悪いという感覚は忘れてしまいましょう。

良い悪いではなく、相場に影響を与えるか否か?で考えるのです。

 

 

では

どんな状態だと相場に(悪)影響を与えるのか?

どこを重点的にチェックしないといけないのか?

について考えます。

 

カメラのような複雑そうな機械だと最初はどんなカメラが良くて、どういう状態だと値段が下がるか分かりづらいと思います。

 

がしかし、とてもシンプルです。

チェック項目はたったの3つだけと思って頂ければOK

 

・外観

・光学

・機能

 

この3つだけです。

 

・外観

要は見た目です。

 

傷がないか?凹みがないか?汚れていないか?

ありのまま見た目で良いです。

 

もし綺麗なら、「傷もなく綺麗です。」と書けば良いです。

もし傷があるなら、「〇〇の所に大きな傷があります。詳しくは写真をご覧ください。」

と書けばOK。

結局写真をUPするので、それを見れば誰でも分かるので神経質になり過ぎずでいきましょう。

 

多少のスレやキズくらいなら相場に影響しません。

ただし明らかにスレ傷が多かったり、大きな凹みがある場合は相場に影響します。

およそ相場の7ー8割くらいになるでしょう。(あくまで明らかに、です。)

 

・光学

これは光が通る部分の状態です。

カメラレンズだとレンズ部分です。

カメラ本体だとファインダー部分です。

 

光にかざしたりして、カビ、汚れ、クモリ、キズがないかをチェックすればOKです。

もしあっても撮影に影響がない程度なら、相場にあまり影響しません。

 

撮影に影響の出るレベルだったり、

パッと見て明らかに目立つキズやカビがある!と分かるなら相場に影響アリです。

売れる値段は相場の6ー7割くらいになるでしょう。

 

どれくらいなら撮影に影響あるのか?

これは実際に撮ってみると良いと思います。

ボディを借りるなりで、一度装着して確認してみると良いですよ。

 

・機能

機能は一番ムズそうと感じる部分かもしれませんが、

慣れたら簡単です。

 

基本的にカメラ転売といっても扱うカメラは大きく分けて二種類。

 

それは”カメラ本体”と”レンズ”です。

多分最初はレンズメインで仕入れをされているかと思います。

 

なのでレンズについてお話しします。

レンズの機能でチェックする項目は少ないので慣れたら10秒で終わります。

要は全部スムーズに動くか?をチェックすれば良いのです。

 

レンズのチェック項目は

リング操作、絞り羽根、AF(オートフォーカスレンズのみ)

です。

 

回転しそうなリングを全て回します。全部スムーズに回転するか?スカスカした感じがしないか?回しづらくないか?チェックします。

 

絞り羽根は動きがスムーズか?緩慢な動きをしていないか?をみます。

 

もしAFレンズならAFチェックをします。

きちんとオートフォーカスが作動するか?=焦点を自動で合わせてくれるか?をみます。

 

このくらいですね。

とはいえ、実際に正しいのか?これで正常なのか?は最初わからないと思います。

そういう時はyoutubeでググればOK。

知識のある方やマニアがUPしてくれているので動画でチェックしましょう。

 

もし上記のどこかに不具合があれば相場の7-8割くらいで売れます。

 

なのでもし凹みがあり、かつ動作の一部に不具合があるという複合パターンなら

7割×7割で「相場の半分程度」で売れることになります。

 

しかし

実際にいくらで売れるか?は売ってみないと分かりません。

 

カメラは一点物なので絶対にこの値段で売れる!というのはないです。

あとは実際に売ってみて、イメージと感覚をすり合わせます。

 

実際に売ってみると「AF不良でも高く売れるんだな〜」とか

「フィルター枠に凹みがあると値段がかなり落ちるなー」とかが分かると思います。

 

これは場数です。

調べてもわからないので売っていく中で培っていきましょう。

 

危ぶむなかれ、危ぶめ道はなし、踏み出せその一足が道となり、その一足が道となる。 迷わず行けよ 行けばわかるさ。

(師匠が良く引用する言葉)

 

 

 

まとめ

 

「カメラ・レンズなどの状態の良し悪しの判断」

外観、光学、機能を見ればOK。

何か不具合があっても売れるよ。

ただし相場よりすこし安くなるよ。

実際にいくらで売れるかは売ってみないと分からない。

神経質になり過ぎず、まずは売ってみよう。

売ってみれば案外簡単さ。

 

 

こんな感じです。

何かお役に立てれば幸いです。

 

またご質問などあれば下部のアンケートからお願い致します。m(_ _)m

ではでは!

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